八幡和郎, 2004『江戸三〇〇藩 最後の藩主 うちの殿さまは何をした?』光文社新書

  • 羅列的な(であるが故に?)薄い記述だと感じたが、その一方で読み手にとっての間口を広げようとしている姿勢はそれはそれとして評価されるべきかとも思う。
  • 「おわりに」に歴史小説よりも「まっとうな歴史書や伝記」を読むべきだとしているが、そのわりに参考文献のリストが貧弱だという印象を受けた。入り口として意図されているなら、次にどのようなものを読むべきかの説明があってしかるべきではないか(またそれによって著者の立場やその記述の信憑性などもある程度推測できるし)。